2015年11月10日

11月10日

さあ、ツァレファテに行け。見よ。わたしは、そこのひとりのやもめに命じて、あなたを養うようにしている【第一列王記】

人には、ひしゃくだけを見て、泉を忘れる性向があります。そのため、神は、必要なものを、いつも違うかたちでお与えになります。人が天のみなもとから、目をそらさないようするためです。こうして、かつて、私たちに暖かい恵みの雨を注いでくれた天は青銅のようになり、人を回復させてくれた川は渇くことを許され、日々の糧を運んでくれた烏たちも、もはや訪れることがありません。それでいて、神は、貧しいやもめの女を通して、必要を満たしてくださり、私たちを驚かせます。こうして、人は神の奇跡的な満たしの豊かさに気が付くのです。

私たちは、この地上における神の代弁者であり、神の真実さを明らかにするためにここにいるのです。神だけが私たちの必要を満たしてくれるみなもとであると、私たちの態度、言葉、行いの全てが、告げ知らせていなくてはいけません。そうしなければ、主が持つ栄光を消し去ってしまうことになります。隠れた所で見ておられるお方が、私たちの必要なものを知っていてくださいます。そして、出し惜しみすることなく、『キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって』、すべて満たしてくださるのです。

ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』

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