2015年7月9日

7月9日

ご主人さま。さあ、ここにあなたの一ミナがございます。私はふろしきに包んでしまっておきました【ルカ19:20】

ふろしきやハンカチは、働いてかいた汗を拭くためのものです。誰であっても、そのふろしきで持てる才能を覆い隠すような使い方をすべきではありません。5種類、10種類と言う多くの才能を持った人が、前に進み出て奉仕しようと、それによって、教会が広く成長していくことにはなりません。成長するという教会の責務は、ひとつの才能を持った者に重くかかっています。ひとつの才能を持った者が用いられ、成長するなら、教会の全てがうまくゆきます。しかし、その才能が埋もれてしまったら、教会全体が沈み込んでしまいます。

希望はただひとつです。すなわち、ひとつひとつの教会が重きをおくべきは、特別な資格を持った誰かの存在ではなく、とりたてて長所も持たず、人にかえりみられることもない者たちです。彼らに伝えてあげてください。神は、彼らがご自身のために真摯に働いて流した汗を拭うことをよしとされること、そして、その汗がなければ働きをなすことはできないことを。

ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』

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