サムエルは成長した。主は彼とともにおられ、彼のことばを一つも地に落とされなかった【第1サムエル3:19】
サムエルは、母の祈りの答えとして与えられた子供というだけではなく、若くして自分で祈ることを学んだ者でした。彼は司祭であったエリと明確な対比を示しています。エリは年を取っていただけではなく、霊的な物事に鈍感となり、神の声を聞くために整えられた感覚を失っていました。神がはじめて彼の名を呼んだとき、サムエルは聞く備えができていました。そして、それが神の声であることが初めは分かりませんでしたが、すぐに気がつき、その声に従ったのです。
これにより、モーセにも比肩するほどの祈りの生活へと進んでゆきました。サムエルは、古いものと新しいもの、裁きを受けて凋落した悲惨なイスラエルと栄えあるダビデの王国をつなぐ生きた絆となりました。もし、祈りがこれほど大きな間隙の橋渡しとなることができたなら、今日も同じことができるはずです。
ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』
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