2015年5月30日

5月30日

世の友となりたいと思ったら、その人は自分を神の敵としているのです【ヤコブ4:4】

この一節が言わんとしていることは何でしょう。世界中の人々を敵とみなせと言っているわけではありません。イエス様は、世を敵とすることが、ご自分を愛する条件であるなどと言われたことはありません。これが意味するところは、信者となった後は、それ以前にあったより深い友情や、密接な人間関係を同じかたちで保ち続けることは、もはやできないということです。古い友達を愛し続けることはかまいませんが、今、あなたの望みはその人をキリストのものとすることです。その人と出かけるときも、自分を解放してくれた福音を分かち合うことが目的となります。これこそ、コルネリオが親戚や仲の良い友人を招いて、パウロの話を聞いてもらったときにしたことでした。

あなたの古い友達に、自分が経験したことを話してください。自分が今は主イエス様を信じていることを伝えてください。相手がいやな顔を見せたら、相手の感情を害する方が、相手に引き寄せられて主から離れるより方がよいことを覚えてください。できることなら、良い付き合いは続けてください。それは、悪いことではありません。しかし、親密な友人関係を過度に望むことはいけません。あなたは、主イエス様のものであって、主を現すためにここにいるのです。いつの日か、その相手は、自分も主のほうを向くか、そうでなければ、あなたから離れてゆくでしょう。それ以外の結果になることは、まずありません。

ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。