2015年10月12日

10月12日

あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている【マタイ16:23】

イエス様が弟子たちに、自分が十字架に向かって歩んでいることを語ることは、ほとんどありませんでした。しかし、語られた時、ペテロは、主を心から愛するあまり、その言葉を遮り、『主よ。神の御恵みがありますように』と、嘆きながら、言ってしまいました。これに対し、主はここにある、厳しい叱責で応えるしかありませんでした。イエス様が、言われたように、自己憐憫とは、まさにサタンから出てくる考えです。主はペテロの抗議に、さらにこう言い返しました。『十字架に行かねばならないのは、私だけでありません、』主はみなに言われました、『私につき従い、また、私の弟子となりたいもの全てです。私だけが、神の御心を行わなければならないかのように思ってはいけません。私の進む道は、あなた方が進む道となるのです。』

ひどい失意のうちに、ペテロはこのことを悟りました。もし、『神の御恵みがありますように、』という言葉の中に主への愛をこめていたのなら、ペテロは、無意識のうちに、自分のことだけを気にかけていたことになります。ペテロも十字架から逃げ、自分の魂に従った身勝手な生き方を続けたでしょう。

ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』

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