2015年10月1日

10月1日

キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです【ローマ8:11】

ひとつ前の節は、神がどうして私たちの霊にいのちを与えるかを説明しているのに対し、この節は主が、なぜ、からだにいのちをくださるかを語っています。からだは、墓に向かって進んでいるのであり、その意味で、死んでいるのです。キリスト者の霊的な歩みがどれだけ進もうとも、やはり、あがなわれたからだを捨てるわけには行きません。それ、ずっと先の日まで待たなければなりません。今、持っているからだは、この地上における幕屋、卑しいからだに過ぎません。

しかし、この節が私たちに教えてくれるのは、神の霊が私たちの中に住んでいれば、この内住の力を通じて、神はこの地上の幕屋を新しくされると言うことです。ここで主が語るのは、やがて来る復活のことではなく、聖霊が私たちの肉体を強め、神の働きのために求められる力を与えてくれるという事実です。こうして新しくされ、力を注がれたからには、私たちのいのちと神の御国、そのどちらも、からだの弱さのために苦しむことはありません。

ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』

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