すべての人を敬いなさい。兄弟たちを愛し、神を恐れ、王を尊びなさい【1ペテロ2:17】
神との一対一の交わりの喜びに魅せられてしまったキリスト者は、主の臨在の中に身をゆだねて、他には何もせず、ずっとそのままでいたいという強い誘惑にかられます。試練と困難がつきものだった、前の立場に戻りたいという気など、なくしてしまうのです。主と正面から向かい合っている間は、喜びと清さと勝利を感じていますが、日々の役割を果たす段になると、途端に勇気をくじかれ、再び敗北感にまみれています。
そんな人が気付くべきは、自分を中心に置くあまり、他の人を助け、求めるものを与えることができなくなっていることです。人に対する責務は、聖書のいたるところで規定されています。また、この世でなすべき私たちの責任ははっきりしています。もっとも高貴なキリスト者の経験と、人としての役割を果たすこととは、決して相反しません。主に対しては、家庭における雑事と、霊的な使命が互いに矛盾することもありません。キリストのいのちは、あらゆる種類の行動を通して、示されるものです。
ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。