2015年12月22日

12月22日

地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです【ヘブル11:13

旅人であり寄留者でもあるとはどういう意味でしょう?例で説明してみましょう。私がイングランドに滞在していたのは、ミュンヘン危機の少し前で、人々は塹壕を掘り、隠れ家を用意し、毒ガス対策のマスクを配って、戦争に備えていました。その時、私の思いは、イギリス人たちとは全く違っていました。私は、政府間の合意文書に署名されたというニュースが入ってくるまで、彼らが戦争の用意をしているのを、眺めていました。その夜は眠れないものが多く、歌ったり、叫んだりしていました。

しかし、私はどうだったでしょう?自分では動かず、ただ、見ていました。周りが、戦争に備えるのに忙しくしている間、私は冷めた気持ちで見ていました。そして、彼らが平和を喜んだときも、冷静にそれを見ているだけでした。私は、滞在客だったのです。すぐに、よそへ行ってつもりでした。喜び、また、悲しむ人々の中で、私は傍観者に過ぎませんでした。そこで、よそ者であるとはどういうものか、理解したのでした。イングランドに対する私の態度は、中立的なものでした。その国がよくなること、平和であるよう望んではいましたが、私の思いは他のところにありました。

ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』

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