だれでも神のみこころを行なおうと願うなら、その人には、この教えが神から出たものか、わたしが自分から語っているのかがわかります【ヨハネ7:17】
神は人に光をあてて、私たちが、神の御心を知って、その御心を行うことを、真摯に望んでいるかを見ておられます。かたくなな心、また、利己的であったり、自分だけに頼る心は、神の光を遮ってしまいます。本当に主に照らし出してほしいなら、私たちは、情け深く、自分のことを思わず、主だけに頼る者にならなければなりません。
簡潔に言えば、私たちはへりくだっていなければならない。間違いを犯す者だからです。私たちが正しいと判断しても、それはいつも正しいとは限らないし、間違っていると考えても、それは、全く、間違っていないかもしれません。私たちは暗闇を光と捕えたり、光を見て、それを闇だと思い込むこともあります。私たちは、自信過剰で性急な振る舞いをしてしまい、しかもそれが、このような誤りであることがよくあるのです。物事の本質を見せてくれるのは、神の光だけです。純粋に主の御心だけを求める思いをもって、その光を当てていただくようお願いしましょう。キリスト者の生活は、困難、疑い、躊躇や間違いばかりに満ちていてはならないのです。
ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』
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