イエスは、父が万物を自分の手に渡されたことと、ご自分が父から来て父に行くことを知られ、…手ぬぐいを取って腰にまとわれた。【ヨハネ13:3-4】
黙示録9章において、この書の著者にとってははるか未来の出来事が描かれています。『私は一つの星が天から地上に落ちるのを見た。その星には底知れぬ穴を開くかぎが与えられた。その星が、底知れぬ穴を開くと、穴から大きな炉の煙のような煙が立ち上った。』これは寓意的に言い表した言葉ですが、落ちた星は、サタンのことであり、底知れぬ穴はサタンの支配する国をさしていることは明らかです。それは、サタンの宝の蔵と言っていいかもしれません。これは、サタンの力がこれまでにないほど解放されることで、終わりの時が来たことを知らされると語っています。その時、人間たちは自分が新しいやり方で霊的な力に立ち向かっていることを見出すでしょう。
このような時に聖者たちにもっとも必要なのは、霊的に回復することです。晩餐における出来事は、イエスが神から遣わされたことを、弟子たちにあらためて覚えさせるためであったと告げています。私は、こう思います。今日の汚れた世にあっては、新しい気持ちで神のもとから飛び出して、天の澄んだ空気を広げることが、神にとって何より大きな力となるのです。
ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』
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