キリストは御子であられるのに、お受けになった多くの苦しみによって従順を学び…【ヘブル5:8】
神への反逆は被造物から来たわけですから、これからは、その被造物の間に従順が根付かなくてはなりません。人は、神に逆らうことで罪を犯しました。ですから、神の権威を人間の従順の上に、新たに立ち上げることが必要です。これが、主イエスがこの世界に入り、造られた人間とひとつになった理由です。主はこの地上に来られ、人間の間に長く根付いていた自分を中心とする考え打ち破るため、へりくだって、神への従順という道を歩みました。ここで注意すべきは、主はただ、地上に従順をもたらしたのではないことです。主はそれを実地に学ばれました。主は苦しみを通してそうされました。
私たちも同じかたちで、従順を身をもって実践することを学ぶことができます。神にとって役に立つかどうかは、私たちが苦しんだかどうかではなく、その苦しみの中、主イエス様と歩くことを通して、どれだけの従順を学んだかによって決まります。何を犠牲にしたにせよ、主に従うことを学んだ者は、それだけで神にとって、役に立つ者です。
ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』
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