2015年2月25日

2月25日

イエスは彼に言われた。「わたしが道なのです。」【ヨハネ14:6】

神が人のために用意した道は、地図の上でたどる経路ではありません。それは物ではなく、人です。神の子がその目的に達する唯一の手段です。今いる場所から、神のいるところへ導くただひとつの道はキリストです。人はある発見を通して、本当の意味で神のみもとに来ます。それは、キリストは、父へと導く道を教えてくれるのではない。彼自身が道であることです。私たちが主に出会うと、主は神の元へと導いてくれます。しかし、このはじめの経験からさらに先へ進んで、いっそう明確に意識しなければならないことがあります。すなわち、父の元に近づくにはその御子を通して行う以外の道はないのです。『わたしが道なのです。』これは、私たちが初めて神の元に来たときに真実でした。それは今も真実であり、これからもずっと真実です。

しかし、数多くの心破れたキリスト者が、自分で勝利への道と考えているものを何年も求め続け、疲れ切ったまま、今日もそれを探しています。ああ、彼らは道を探しながら、ただひとつの道である主を見失っているのです。何かの技巧を用いて、罪とサタンに打ち勝とうとしている限り、私たちは撃ち負かされる運命にあります。公理、公式は自然界では役に立ちますが、霊的な国では、生けるキリスト御自身から離れて、何物も価値を持たないのです。

ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』

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