私は大工事をしているから、下って行けない。私が工事をそのままにして、あなたがたのところへ下って行ったため、工事が止まるようなことがあってよいものだろうか【ネヘミヤ6:3】
罪を犯したイスラエルの国民たちを捕えざるを得なくなった時も、神はすでに、彼らを自分たちの国に戻す計画を立てていました。この目的を果たすために、用意された道具の中にネヘミヤがいました。彼自身が、シュシャンに捕囚として捕えられ、ペルシャ王宮で仕えていたときも、ネヘミヤの霊は神の約束の地にあったのです。
ユダの地に帰る許可を王に求めるに際し、ネヘミヤは、それが自分の命を危険にさらすことは承知していました。願いは聞き入れられたものの、旅に出るときは、目的の地で遭遇する敵のことは予測すらしていませんでした。しかし、どのような誘惑に会おうと、神のために打ち建てるという『大きな働き』から目をそらすことは決してなかったのです。揺るぐことのない目的のために働いたことが、彼の特徴でした。それは、私たちにとっても、霊的な勝利の秘訣です。
ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』
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