8月27日

なぜなら、預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったのだからです【2ペテロ1:21】

パウロが、ある言葉と視覚的な表現を、何度も繰り返して用いていることに気づきましたか？ペテロ、ヨハネ、マタイはその言葉とイメージを一度も使っていません。ルカが福音を独自のかたちで構成し、また、マルコも自分で組み立てているのが分かりますか？ある書では、憐れみのために投げかけられた言葉が、他のところでは、人の必要を満たすために使われています。聖書の一冊一冊には、作者の明瞭な特徴が表れていますが、それでも、すべてが神の言葉です。

このことが、私たちを励ましてくれます。神がそうしたいと思われたら、ロバでさえ、役に立ちます。実際に、神はロバを通して、バラムに語りかけたのです。しかし、ロバは神の言葉が自分の口に上ったときにだけ語り、神が去った後、ロバだけが残りました。感謝しましょう。あなたを選んだ神は、ご自身の言葉を理解して、それを生かした上で、自分が大切と思う部分を強調することを認めてくださっています。あなたが弱く、恐怖に震えているとき、その言葉を神のために語るように召されているのです。

ウォッチマン･ニー、『よろこびあふれる心』