2015年8月22日

8月22日

ヤコブはひとりだけ、あとに残った。すると、ある人が夜明けまで彼と格闘した【創世記32:24】

格闘したのはヤコブではなく、神が来られて格闘したのであり、それはヤコブを完全に降伏させるためでした。格闘する目的は、人が動くこともできないほどに打ちのめし、勝者の前に屈服させることにあります。ヤコブは誰にも負けないほど強かったのに、神は彼を倒しました。ヤコブが降参しなかったので、神は、『彼を打ち』ました。一度、打っただけで、神は、どれほど大きな力をもってしても成し得ないことをされました。

腿とは体のうちでもっとも強い部位であり、肉体の強さが集中するところです。あなたや私の強いところは、ヤコブの強いところとは全く違うかも知れません。私たちがそれぞれ野望、うぬぼれ、自己愛を持っていますが、それを切り離すことは、自分を否定するつらい経験となるでしょう。ヤコブは敗北したように思えたのに、神は、ヤコブが勝ったと言われたのです。これこそ、私たちが降伏し、神の足元に打ちのめされた時に起こることです。

ウォッチマン・ニー、『よろこびあふれる心』

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